雷対策(避雷器システム)
雷被害は機器などに侵入してくる雷電流(サージ)によって引き起こされます。侵入ルートは近隣に落雷があった場合、外部からの電源線、電話回線、放送通信線、テレビアンテナなどから侵入します。
また、避雷針に落雷して雷電流がアースに流れる時に電磁界が発生し建物内に電磁誘導が起こりこります。その時の誘導電流が機器に侵入してきます。さらに、外部にある機器のアース線から逆流してくることもあります。その他に、落雷がなくても雲内放電や空中放電したときにも電磁誘導が起こり、電位が上昇してサージ電流が発生し、機器に飛び移ってきます。
これらのことからもお分かり頂けると思いますが、雷対策としてただ単に避雷器を取り付けるだけでは不十分ですし、侵入ルートは上記のとおり複雑で思わぬところから侵入してきます。
避雷器も大電流で破壊されることもありますし、特性に応じた選択を間違うとバランスが悪くなります。つまりモグラたたきと同じで、避雷器があっても耐電流や耐電圧に弱いところから侵入してきます。
したがって、雷対策は侵入ルートに対して避雷器の特性が発揮できるよう、適材適所に配置すること、個別にあるアース接地を等電位にすること、そして、サージ電流が通過したかどうか測定するための雷サージカウンターを設置し、常時監視することが肝要です。
これらのことを一体化して雷対策することを避雷器システムといいます。
当社は独自に開発した、避雷器システムをお客様の用途に応じて標準パックにして用意しています。
雷による被害を未然に防ぐためには高度な技術と信頼性が必要です。当社は雷対策を専門に研究し施工する会社です。あなたの家族や会社の人命財産を雷から守り、安心して生活できるセキュリティー空間を創造します。